現代ニッポンで日々忙殺され、立ち止まる時間なんてない。
鬱々、悶々、ずるずるな自分。
そんなときは無理矢理にでも日常から離れ、心静かに自分と向き合う時間を。
ボロブドゥールは8世紀ごろに仏教の聖地として選ばれた特別な場所。
土地自体に不思議なパワーが宿っていたのかもしれません。
21世紀の今でも緑はどこまでも深く、早朝や黄昏の時間帯は荘厳な雰囲気に包まれます。
高いビルがないので空がとても広く、夜には星や月が驚くほど近くに見えます。
丁寧に人の手で手入れされている田や畑は都会のネオンとはまたちがった美しさがあります。
そういう場所に身を置くと、心がすっと軽くなりますよ。
ここからは、私 ( 日本人スタッフ ) の個人的な体験です。
私が初めてボロブドゥールに来たのは、大阪の旅行会社に勤めていた29歳のころでした。
職場にも仕事にも恵まれ、一人時間も楽しんではいたものの、仕事も私生活もどこか中途半端で、ぬるぬるな日々。
もうすぐ三十路なのに、人生これでいいのか?とぼんやり思っていましたが、具体的な行動ができず、さらに気分が落ちていく…そんな負のスパイラルに嵌りかけていました。
たまたま見た旅行雑誌にボロブドゥール寺院が載っていて、次の休暇に来てみることにしたんです。まったくのノープランで、ガイドブックの代わりに『ボロブドゥル』という本を持って。
毎日しっかり寝て、田んぼを見ながら朝食をとり、散歩し、果物を買い込んでたくさん食べ、ボロブドゥール寺院を歩いた5日間。
委縮していた細胞が水分を取り戻して呼吸していく感じを味わいながら、じっくり自分と向き合えました。
そして最後の日に大雨のなか決行したボロブドゥール寺院のサンライズでは朝靄がかかったジャングルの風景と鳥の啼き声がするすると自分の中に入ってきて、脱皮したような気分になったんです。
もちろんその日を境に人生が劇的に好転したということは全くなく、また日本で目の前のことに追われる日々に戻ってしまいましたが、「再生できる場所がこの世界にある」と知ったことは大きく、” 疲れ ” とか ” 衝突 ” にも向き合っていけるようになりました。
ボロブドゥールに住み始めて数年経った今でも、私にとってはボロブドゥールは絶好のリトリート先。煮詰まってしまったら、ボロブドゥールの自然のなかで「ひとり時間」を持つようにしています。
【 日程 】
しっかりとプログラムを組み規則的に動くリトリートもあれば、心の赴くまま過ごすノープランリトリートもあります。相談にのりますので、下記コンタクトフォームよりご連絡ください。
【 おすすめホテル 】
自然豊かな場所にある隠れ家としてぴったりなホテルです。
Villa Borobudur ボロブドゥール寺院を見下ろす丘の中腹にあり、隔絶された緑深いところにあります。レストランや一部の部屋からはボロブドゥール寺院を見ることができます。 |
Mesa Stila ボロブドゥール寺院から車で50分ほど離れた場所にあります。広大な敷地の中にジャワ様式のヴィラが点在しています。宿泊者向けのアクティビティが日替わりであり、ホテルから1歩も出なくてもヨガ・瞑想・散歩が楽しめます。 |
【 おすすめアクティビティ 】
ムンドゥッ僧院での瞑想 現役の仏教僧侶が暮らすムンドゥッ僧院では毎晩僧侶の瞑想に参加可能です。 観光情報 ムンドゥッ僧院での瞑想 |
ボロブドゥール寺院の大ストゥーパから発見された未完成の仏像の前での夜の特別瞑想 この未完成の仏像には不思議なパワーが宿っていると考えられています。特別アレンジのプライベートメディテーションです。 |
サイクリング 朝の早い時間、村々を自転車で回り、汗をかく。無心になれます。 |
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Javanava Travelcafe
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